採用担当者・働く社員の姿は、学生からもよくチェックされています。
採用担当者がしてはいけない質問など、面接の内容に関わるNG行動、言動もありますが、学生は面接の間だけ、企業の様子を見極めているわけではないでしょう。
特に、冷静に物事を考える判断力のある優秀な人材ほど、企業の対応や社内の様子の細かい部分から、会社を評価する要素を見つけ出している可能性もあります。
学生は一人で面接にやってきますが、企業側は面接官一人だけでなく会社全体を学生に見せることになります。
気付かないうちに、無神経な対応をしてしまい、学生の入社意欲を削いでしまう危険がいたるところにあるのではないでしょうか?
今回は知らず知らずのうちにしてしまいそうな、企業側のNG行動をご紹介します。
NG行動その① ひそひそ話をしている
誰だって周りの人がひそひそと話をしていたら、いい気分ではないでしょう。
学生が面接に来ている間に、採用担当者や社員がひそひそ話をしているところを学生に目撃されたり、内容を聞かれてしまったりしたら、学生から見た企業の評価は下がってしまいます。
特に、ひそひそ話の内容を聞かれてしまいその内容が社外には出してはならない内容であった場合、学生の口から企業の情報が流出してしまう原因にもなります。
また、学生の容姿や、差別的なものの見方で学生を評価するような会話を聞かれてしまえば、その学生は企業に見切りをつけて去っていくでしょう。
NG行動その② プライバシー、個人情報への配慮不足
例えば、会社説明会や面接のチェック名簿を作成することになった時、あなただったら記入欄にどんな項目を盛り込みますか?
大学名を書く欄を設ける企業もあるかもしれませんが、参加者に大学名を記入させるのは、学生のプライバシーを考えるとあまりよくありません。
大学名も個人情報の一部。名簿に記入するようにしてしまうと、参加者全体に個人情報を公開してしまうことになります。
細かいことですが、そのような問題点に気付き会社を吟味する学生もいるのではないでしょうか。
また、面接の受付で、出身大学を周りに聞こえるような大きな声で復唱するのもよくありません。
この場合、名前を復唱して確認する程度でいいでしょう。
NG行動その③ 学生との名刺交換はしないのが基本
中には、自己PRの一貫として、採用担当者と名刺を交換したいと考えている学生もいます。しかし、採用選考は公正に行っていくべきものです。
特定の学生と名刺交換をしてしまうと、その学生をひいきしてしまうことにもつながります。
企業として公正公平な参考を行っているということをしっかり伝え、断りましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
社内のひそひそ話、個人情報の取り扱い、名刺交換など、そんなことそれほど気にすることはないのでは?と思ってしまうような些細な問題かもしれませんが、学生側も企業をよく見ています。
学生から信頼できる企業だと思ってもらえるようにするためにも、細かな配慮をしていきましょう。